ウェブサイトの情報を使ったPower BIレポート作例とウェブサイトへの埋め込み

データソースとクエリ成型

今回使用するのは次の3つのウェブサイトの情報です。

①都道府県庁の緯度・経度:
https://www.benricho.org/chimei/latlng_data.html
②都道府県の人口一覧: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E9%81%93%E5%BA%9C%E7%9C%8C%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E4%B8%80%E8%A6%A7
③都道府県別65歳以上の人口数
https://uub.jp/pdr/j/fs.html

データソースの選択は、次の流れで行います。
1. Power BI デスクトップのメニューにある データの選択>Web を選びます。

2.ナビゲーターの画面からデータソースに使いたいものを選択します。

3. 読み込みまたはデータの変換を選択してクエリとして取り込みます。

2. ではこんな感じで元のウェブサイト内の情報が表示、選択できます。

ナビゲーターの画面


今回取り込んだ前述の3つのウェブサイトにあるデータソース3つです。①と②はそれぞれ1つの表にデータがすべての掲載されていたので各1クエリを作りましたが、③はウェブサイトでは2つの表に分かれていたので、それぞれ取り込んだ後マージして1つのクエリにしました。

①の緯度経度情報は一つのカラムに記載されているので、カンマ区切りで列を分割して使用します。

県庁所在地の緯度経度データから作ってクエリ

③は2つのクエリをマージして一つのクエリにしたもの。もともとは、Culumn が1-24で一つのクエリ、同じく24-27で別のクエリだったものを合体(マージ)して作りました。(最終行に”全国”とありますが、これは「行の削除」を使って削除します)


最後に各クエリのリレーションシップを作成して一旦完成ですが、クエリ間のリレーションシップ管理が面倒だなと思い、②と③で作ったクエリをさらにマージして、都道府県別の推定人口と65歳以上人口などが入った一つのクエリにマージしました。更に推定人口に占める65歳以上人口の比率はメジャーを使わずに行単位で表示するよう、65歳以上比率という列を追加しました。(メジャーにしなかった理由は、人口比率をフィルターとして使いたい場合、現状メジャーがフィルターに使えないからです。)

推定人口と65歳以上人口をマージ後、列の追加で65歳以上比率を追加

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