これまでTeamsの音声・動画・画面共有の診断データを録るには、基本的にハイエンドなPC以外はエンドユーザー自身が診断データの取得機能をオンにする必要がありましたが、今回それに加えて、IT管理者がその機能をオン・オフできるコマンドレットがリリースされました。
診断データはMSのサポートを受ける際に提供を求められる場合があるため、この機能を使って取得したデバッグログが障害解決の手掛かりになるというものです。
今回リリースされたTeamsMediaLoggingPolicy cmdletを使うと
- ユーザー単位
- グループ単位
- テナント単位
で診断データが録れるようです。
Cmdletの詳細はDocが更新されているのでこちらが参考になります。
Get-CsTeamsMediaLoggingPolicy (MicrosoftTeamsPowerShell) | Microsoft Docs
Grant-CsTeamsMediaLoggingPolicy (MicrosoftTeamsPowerShell) | Microsoft Docs
規定でメディアログがオンにできるコンピューターはCPUの種類によって異なり、以下がログが録れるCPUの種類です。
● すべてのApple M1
● すべてのIntel Xeon
● U,G7, MQシリーズを除くIntel i9
● U,Gy,M, MQシリーズを除く第6世代以降のIntel i7
Teams で監視とトラブルシューティングを行うためのログ ファイルの構成 – Microsoft Teams | Microsoft Docs
個別のPCの環境によってTeams会議中の動作や障害状況の判別は難しいケースが多いため、診断データを管理者側で取得できるようにできる本機能の提供は良いニュースだと思います。
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